ものづくりマイスター制度活用事例
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精密板金加工
企業の事例
基礎を学び、仕事への自信とやりがいを育む精密板金加工講習
株式会社エイワ機工では、若手社員が精密板金加工の基礎を学ぶため、マイスター制度を活用しています。
マイスターには、幅広い製品に対応する精密板金加工を行っている株式会社佐々木工業の代表取締役、佐々木将臣さんをお迎えしました。佐々木さんは工場板金の特級技能士であり、長野県技能競技大会で一位を獲得した実績を持つ方です。その豊富な経験を基に、受講者とのコミュニケーションを大切にしながら、わかりやすく精密板金加工の技術を伝えています。
日程 / 3日(合計8時間)
要請団体 / 株式会社エイワ機工
内容 / 工場板金講座
指導者 / 佐々木 将臣ものづくりマイスター
講習の模様
マイスターから一言
講習では、わかりやすく、そして楽しく学べるよう心がけています。双方向のコミュニケーションを大切にしながら、受講者の皆さんが自ら考え、学べるよう工夫しています。
現在ではプログラムによる自動加工も普及していますが、まずは手作業で土台となる基礎をしっかり身につけることが重要です。
普段の業務では経験しない部分も含め、精密板金加工の一連の工程を学ぶことで、仕事に対する視野を広げ、やりがいを感じながら成長してほしいと考えています。また、技能検定にも積極的に挑戦し、自信につなげてほしいです。
佐々木 将臣ものづくりマイスター
要請団体様より
受け入れ担当者
佐々木先生の講習は、基礎をひととおり学べる貴重な機会です。また、この講習のおかげで新人の育成もスムーズに進むようになり、実際の業務にも大いに役立っています。
受講生
関連情報
-企業情報-
株式会社エイワ機工
住所:〒392-0021長野県諏訪市上川1-1558-4
TEL:0266-58-3130
株式会社エイワ機工ウェブサイト
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測定・普通旋盤
企業の事例
知識と経験に裏づけられた旋盤の技能を継承する
株式会社ダイワが手がける樹脂加工において、板物だけでなく丸物にも対応していくため、普通旋盤の基礎を全15回にわたって講義しています。マイスターには、医療機器を製造するファーマックメディカル株式会社の安 英輔さんを迎えました。安さんは樹脂の取り扱い経験もあり、旋盤の腕も確か。未だ現役であることが何よりの裏付けです。マイスター手作りの資料とともに座学から実技までわかりやすく行います。
日程 / 15日(合計45時間)
要請団体 / 株式会社ダイワ
内容 / 測定基礎・普通旋盤基礎
指導者 / 安 英輔ものづくりマイスター
講習の模様
マイスターから一言
樹脂は、旋盤では金属より難しい。樹脂の種類による特性を調べ、それに基づいて加工しないと寸法が出ません。私が持っている知識も技術もすべてオープン。書けるものは資料にまとめて共有します。
今はなんでも機械が制御してくれますが、その裏にあるべき知識や技術が欠落しています。数字で動かすNC旋盤の前に、身体で動かす普通旋盤で、基本を知っておかないと応用が効かないんです。デジタル表示よりもハンドルを握る手の感覚で、どれくらい動くかをつかんでほしいです。そして、再度基本を大切に取り組んでほしいです。
安 英輔ものづくりマイスター
要請団体様より
受け入れ担当者
受講生
関連情報
-企業情報-
株式会社ダイワ
住所:〒399-0033松本市笹賀7824
TEL:0263-24-1020
株式会社ダイワウェブサイト
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研削加工
大学の事例
マニュアルには載っていない。熟練マイスターから継承する実技応用
高速に回転する研削盤に、わずかに金属を当てて、水平垂直、正確な寸法を出していく研削加工技術。1/100mm以上の微妙な差異をつくり出すには、熟練の技が求められます。まず第一に固定の仕方。安全に加工できるよう適切な道具を用いて部材を固定し、装置を正しく動作させることが必要です。そのうえで、研削盤に金属を当てて加工していきますが、回転速度の塩梅や当てる角度の正確性は、まだまだ機械よりも人間の肉眼と全身の微妙な動作に委ねられています。
そんな研削加工の世界。マイスターを講師に招いて、研削技術を学んでいる信州大学工学部「加工技術センター」は、研究装置や機械を開発するために、さまざまな部品等を製作しています。日頃から精緻な加工技術が求められるセンターの職員が、マイスターの熟練の経験や指導のもと、マニュアルだけでは学べない研削加工の知られざるイロハを習得しています。
–実技指導概要–
日程 / 10日(全20時間)
要請団体 / 信州大学工学部 加工技術センター
内容 / 機械加工中級講座
指導者 / 小林国栄ものづくりマイスター
講習の模様
全10回のうち、前半は平面研削盤の説明・教育からはじまり六面体加工の基本を、座学と実技で学びます。後半は円筒研削盤を使用した応用実技を習得していきます。
基本は装置を使用する上での「安全第一」。そのために機械そのものの特長や研削加工で実現できることを実際に目で見て覚えていきます。信州大学「加工技術センター」職員からは「こんな研削の仕方は教科書では絶対に学べない。熟練の経験から見出したやり方で、知っておけるだけでもタメになった」と驚きの声が上がっていました。
マイスターから一言
研削加工において、もちろん一番大切なのは安全性です。まずはそのことをお伝えして、あとは基本的なところから実技まで、実際に見てもらいながら、あるいは職員さんたちの作業を私が見ながら講座に取り組んでいます。研削加工がまったくの初めての人でも、2〜3か月もすれば、ある程度、基本を身に付けて成長していきます。その姿を見ると、少しは自分の技術や経験も、人の役に立っているのかなと感じ、やりがいを感じています。
小林国栄ものづくりマイスター
要請団体様より
受け入れ担当者
得られる「気づき」が大きいです。一番は、工作機械を扱う上でのアナログな部分を見て聞いて学べること。機械の調整や金属の扱い方など、デジタルがなかった頃から感覚と経験で培ってきた技術力がマイスターにはあります。対面じゃないと伝わらない部分で、マニュアルにも載っていないような微妙な所作や調整の仕方に驚かされることがあります。今後ますますデジタル化が進んでいきますが、アナログとの調和が必要だと実感しています。だからこそ、営利目的ではなく、技術伝統を重視したマイスター制度を活用して、「いいものづくり」を絶やさないようにしていきたいです。
受講生
「加工技術センター」には、日々さまざまな機械加工の依頼がきます。それに応えていくことは、未来のイノベーションの一端を担うことでもあるので、大きなやりがいがありますが、ここ数年は独学で学んできました。ただ独学なので、知識の幅も経験則もなかなか得られず苦労していました。ところがマイスターの講座を受けてみると、道具の使い方から身体の使い方も含めて、さまざまな面から実践に基づいたノウハウを学べて、よくわからないままだったところが、その意味や理由から知ることができて、新しい知識がどんどん広がりました。私たちのペースや成長に合わせてレクチャーしていただけるので、少人数のこうした講座はとてもありがたい機会です。
関連情報
-受入機関情報-
信州大学工学部 加工技術センター
住所:長野県長野市若里4丁目17-11
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金属プレス
企業の事例
安全・高精度な金属プレス技術を次世代の作業者に継承し世界に広めるために
諏訪地域をはじめ、長野県で金型プレスの技術が高いのは、金型設計製作、プレス加工の熟練技術が長く受け継がれてきたからです。プレス加工は工程数が多く複雑であるため、金型精度と一つひとつの段取り、手順を正しく理解し作業することが「安全・品質、コスト」を左右します。
海外から実習生を受け入れている諏訪ビルサッシ株式会社では、必要資格の取得に向けて学ぶ実習生を指導する自社社員が、安全管理・作業手順作り・プレス作業に関する座学・プレス作業実技を受講。ものづくりマイスター派遣事業を活用し安全・高度な金属プレス技術をどう教えるか、社員が主体的に学んでいます。
–実技指導概要–
日程 / 12日(合計36時間)
要請団体 / 諏訪ビルサッシ工業株式会社
内容 / 金属プレス初級講座
指導者 / 森山茂ものづくりマイスター
講習の模様
全12回のうち、前半は座学でプレス機の操作方法や安全確保を学びます。以降は、機械を操作しながら、精緻な技術を要する金型加工に挑戦。実践しながら、一つひとつの作業で気をつけるべきポイントを教わり、次回の講座までにチームで作業工程を習得します。
とくに、金属プレスで重要なのは、「安全管理」と「機械の点検」です。どんな作業でも正しい手順通りの作業・安全管理・機械の点検が不十分だと、精微なものづくりはできません。講座を通して、諏訪ビルサッシ株式会社の実務作業プロセスにも改善アドバイスを伝えています。
マイスターから一言
諏訪地域をはじめ長野県は、精密機器・弱電・自動車部品の金型製造と金属プレス加工など、ものづくり産業を長年培ってきたエリアです。現在、将来も、EVカー、スマートフォンなど次世代の地球環境にやさしい製品になるべく、さらに高いものづくり技術が求められるでしょう。世界のものづくり要求に応えていくために、培ってきた技能技術を若者に継承していくことがますます必要です。私自身、40年以上、ものづくり技能技術を先輩に教わり、自身で修練してきた身です。恩返しのつもりで講座に立っています。これからも、ものづくりに貢献できる人財育成に努めていきたいと思います。
森山茂ものづくりマイスター
要請団体様より
受け入れ担当者
2022年からマイスター制度を導入し、長い経験に基づく綿密な指導を受けることができて大変助かっています。以前は、試行錯誤しながら独学で講座を考案していましたが、マイスター制度のおかげで、実践に基づく講師の経験則や教科書には書かれていないより具体的な工夫などを、0から学ぶ機会となっています。貴重な話をお聞きできるため、受講生も意欲的に参加しています。技術を橋渡しする人材を当社から輩出できるように、今後も制度を活用させていただきたいと思っています。
受講生
海外の技能実習生たちに、技術を教えることになるので、まずは自分たちから知識と技術を深めていきたいと考え、参加しています。マイスターの豊富な知識と実践も長いキャリアに基づくご指導をいただけるので、わかりやすく、とても勉強になっています。実務の中でも活かせるコツやポイントもあるので、社内にもしっかり共有していきたいです。
関連情報
-企業情報-
諏訪ビルサッシ工業株式会社
住所:長野県諏訪郡富士見町富士見南原山13517-19
TEL: 0266-62-4430
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機械検査
企業の事例
高品質なものづくりを支える検査技術を習得する
技能検定の研修の一環として、ものづくりマイスター派遣事業を活用し初心者に向けた全10回の機械検査の初級講座を開催しました。
–実技指導概要–
日程 / 10日(合計30時間)
要請団体 / 飯山精器株式会社
内容 / 機械検査初級講座
指導者 / 宮澤守清ものづくりマイスター
講習の模様
全10回の内、2回は座学で計測機器の取り扱い方法や計測の基本的な知識を学びます。以降は実技訓練で実際に測定器を使いながら測定技術を習得。試験直前の講座では、検定試験の本番を想定して時間を計りながら測定し、ものづくりマイスターがスピーディーかつ正確に測定するコツやポイントをアドバイスを伝えます。
マイスターから一言
信頼性の高く不良品を出さない測定技術は、日本が世界に誇れる技術です。現在は加工技術の高まりによって、一定水準の製品をつくることが可能です。しかし、高品質で生産性の高いものづくりには正確な測定技術が不可欠です。
若い技術者の方は、日々の訓練や検定試験、研修を利用することで技術や知識が身に付きます。また、会社にいる先輩技術者に学ぶことも大切です。これからも現場のものづくりに貢献できる人材を育成していきたいと考えています。
宮澤守清ものづくりマイスター
要請団体様より
受け入れ担当者
本講座以前にも、ものづくりマイスター派遣事業を利用して検定試験を受けていましたが、新型コロナウイルスの影響で実施できない時期がありました。
本年は機械検査の検定試験に挑戦する社員を募り、マイスターの指導をお願いしました。一回での合格は難しいですが、例年着実に合格する技術者が出ています。会社としても、実習の機会や支援体制を大切にしていきたいと考えています。
受講生
機械検査の技術の習得と技能検定の資格試験のために講座に参加しました。 はじめは自信を持てなかったがマイスターの指導と練習を繰り返すことで測定器の扱いやコツがわかってきました。しっかりと学ぶことで実務にも活かせそうです。
関連情報
-企業情報-
飯山精器株式会社
住所:長野県中野市大字草間1162-15
TEL:0269-26-7851
飯山精器株式会社ウェブサイト
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建築板金
学校の事例
銅の折り鶴づくりで金属の性質を学ぶ
長野工業高等学校の3年生は、課題研究の時間に自主的に設定したテーマについてグループで研究を進めます。環境システム科の5名は、金属の性質を調べる研究を進める中で、銅板を加工した折り鶴の製作に興味を持ちました。生徒の希望に応えるため、銅の折り鶴づくりの指導経験を持つ、ものづくりマイスターを招き、課外活動の一環として講習を開きました。
-実技指導概要-
日程 / 6日(合計9時間)
要請団体 / 長野工業高等学校
内容 / 建築板金
指導者 / 辻淳ものづくりマイスター
講習の模様
銅製の鶴は、折る、叩く、曲げるといった板金加工の技術を用いて作られます。放課後に開かれた全6回の講習では、生徒はそれぞれ平らな銅板を折り鶴へと仕上げていきました。初回の講習時には上手く作れなかった生徒たちも、辻ものづくりマイスターの的確な指導のもとで製作を重ね、加工技術を磨き、綺麗な銅の折り鶴を作れるようになりました。
マイスターから一言
銅は一般住宅などよりも寺社仏閣での施工に用いられることが多く、特に綺麗な仕上げが求められます。銅の折り鶴づくりは初歩的な技術ですが、まずは線どおり綺麗に折ることを意識してもらいました。建築板金では様々な金属を扱いますが、素材ごとの性質をよく理解することが大切です。生徒たちにはこの機会に、アルミや真鍮、ステンレスといった他の金属でも折り鶴づくりに挑戦してほしいです。
辻淳ものづくりマイスター
要請団体様より
受け入れ担当者
材料の研究を進めるなかで銅の折り鶴づくりをしたいと要望がありましたが、学校では教えるノウハウがありませんでした。折り鶴を指導されている方に直接教わる事ができないかと考え、技能振興センターに相談したところ、辻ものづくりマイスターをご紹介いただき、実現することができました。生徒たちには、今回の講習会で学んだ事を今後の研究に生かしてもらいたいと思います。
受講生
はじめは自分たちで作ってみようとしたのですが、できるイメージが湧きませんでした。道具の使い方や銅の性質を踏まえた折り方の指導など、一人ひとりにわかりやすく教えてくれました。板金加工の実習はありますが、機械を使わず加工するのは初めてだったので、材料について勉強するうえで貴重な体験となりました。
関連情報
-要請団体-
長野工業高等学校
住所:〒380-0948
長野県長野市差出南3丁目9-1T
EL:026-227-8555
長野工業高等学校ウェブサイト
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機械加工
企業の事例
初歩的な知識から実務に即したノウハウまで
花村産業株式会社様が新たにCNCマシニングセンタを導入したところ、折しも新型コロナウイルスの影響でメーカーのレクチャーや講習会がすべて中止になってしまいました。機器の操作を基礎から学べる機会がなく困っていたところ、取引先企業からものづくりマイスター派遣制度のことを勧められ、すぐに活用することを決めたそうです。全10回の講習で基礎から実務に即した実技指導までを行います。
–実技指導概要–
日程 / 10日(合計30時間)
要請団体 / 花村産業株式会社
内容 / マシニングセンタ初級
指導者 / 櫻井文夫ものづくりマイスター
講習の模様
1日3時間、全10回の講習では、座学でのフライス加工の基礎知識から、課題図面からプログラムを作成し加工する実技指導、器具選定のポイントなど実際の業務で求められるノウハウまでをレクチャーします。受講者の習熟度に合わせた課題が都度用意されるので、個人レッスンのような緊密なレクチャーとなりました。
マイスターから一言
今回は3名の受講者でしたが技術や知識のレベルはそれぞれ違います。テキストや課題は自作しているので、3名それぞれに合わせて用意しました。いま私がいる前でできている作業でも、明日からも必ずできるとは限りません。そうならないよう基礎からしっかりと教えています。すぐに機械のスタートボタンを押すのではなく、すべて納得してからはじめてスタートボタンを押す。そういう習慣が、安全のうえでも大切だと考えています。
櫻井文夫ものづくりマイスター
要請団体様より
受け入れ担当者
CNCマシニングセンタは社としても新しい分野への挑戦でしたので、基礎的な知識の習得から必要な状況でした。櫻井マイスターは受講者のレベルを考慮した独自の講習内容を考えてくださりました。基礎はもちろん実務に活かせる実践的なことまで指導をいただき、受講者のスキルは格段に上がりました。
受講生
マシニングセンタはプログラムを組んで動かしますが、人それぞれでプログラムは違います。工程の順番も違いますし、回転数の設定にしても正解もひとつではありません。限られた時間の中で基礎からしっかりと効率的に学ぶことができ、とても有意義な講習になりました。
関連情報
-企業情報-
花村産業株式会社
住所:長野県松本市市場5-26
TEL:0263-27-1850
花村産業株式会社ウェブサイト
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オフィス系ソフト
企業の事例
ITツールのスキル上達で業務効率アップ
製品の生産管理、申請書類や営業資料の作成など、ものづくりの現場ではITツールの活用が欠かせません。精密機械の部品製造などを手掛ける牛越製作所様(岡谷市)は、オフィス系ソフトの習熟による業務の効率化を図るため、本制度を活用しました。企業での技能指導の経験が豊富なITマスターを派遣して、全7回の講習を行いました。
-実技指導概要-
日程 / 7日(合計21時間)
要請団体 / 株式会社牛越製作所
内容 / オフィス系ソフト
指導者 / 中河純子ITマスター
講習の模様
全7回の講座では、Microsoft Office(word, excel, powerpoint)の基本的な操作方法の指導に加え、データの管理方法やセキュリティ対策といった周辺知識についてもレクチャーします。日々の業務内容に結びつけた実技講習は受講生に好評で、さっそく効率化につながっているそうです。
マイスターから一言
企業・団体によって、オフィス系ソフトをはじめとするITツールの利用ニーズはさまざまです。どのような業務で使っているか、受講生がどんな課題を抱えているか、受け入れ担当者の方から事前にお伺いしてカリキュラムを組んでいます。ソフトの単純な操作方法を覚えていただくだけでなく、すぐにビジネスシーンで役立てられるような指導を心がけています。
中河純子ITマスター
要請団体様より
受け入れ担当者
パソコンの操作方法に関しては社員各自の独学に頼っていましたが、もっと効果的な運用ができるだろうと思い、ITマスターの派遣を依頼しました。こちらのリクエストに応じて、いまさら聞けないような基礎的なことや困っている業務の改善方法など、現場に即した講座を組んでくださいました。おかげさまで、社員のスキルの上達を実感しています。
受講生
受講生それぞれのレベルに合わせて、丁寧に教えてくださいました。私はソフトの基本的な使い方について学生時代の授業でも教わっていましたが、ショートカットキーの使い方など、知らなかった技術についても細かく解説していただき、手際よく作業を進められるようになりました。
関連情報
-企業情報-
株式会社牛越製作所
住所:〒394-0031 長野県岡谷市田中町2丁目8番11号
TEL:0266-22-5875
牛越製作所ウェブサイト
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建築大工
学校の事例
クラブ活動で個別指導を実施
飯田OIDE長姫高校では、建築大工に興味がある生徒たちが「建築研究部」というクラブ活動を行っています。昨年度から指導者としてものづくりマイスターを招聘するスタイルとなりました。技術指導のプロであるものづくりマイスターが、クラブの生徒たちそれぞれの目的に沿った指導を行いました。
-実技指導概要-
日程/8日(合計24時間)
要請団体/飯田OIDE長姫高校
内容/建築大工
指導者/森壽弘ものづくりマイスター
講習の模様
1回3時間、全8回の講習で、道具の使い方やメンテナンス方法といった基本から、削り、墨付けなどの部分練習、最終的には生徒それぞれの課題に即した個別指導を行います。
長年にわたって県立技術専門校でカリキュラム指導を務めた経歴を持つ森壽弘ものづくりマイスターは、学生への技術指導のプロフェッショナルです。生徒の力量や目的に応じた臨機応変な指導に定評があります。
マイスターから一言
私は小学生から高校生といった若年層への指導を行うことが多いので、生徒の年齢に応じた指導を意識しています。
今回のように自分のやりたい目的意識がはっきりした生徒の場合は技術指導に集中しますし、小学生が対象なら興味を持って参加してくれるよう工夫します。どちらにせよ、生徒たちが楽しく学ぶなかで、建築大工やものづくりの楽しさに気づいてもらえるような指導を心がけています。
森壽弘ものづくりマイスター
要請団体様より
受け入れ担当者
クラブ活動の指導をものづくりマイスターにお願いするのは今年度が2年目となります。本校には建築大工を専門に指導する教員はいないので、建築大工を学びたいという生徒をやる気にさせてくれるものづくりマイスターの講習は本当にありがたいですね。
受講生
授業は機械系ですが、建築大工の技術を学びたくてクラブ活動に参加しました。自分の手で作り出す感じなのでとても楽しいです。理論や技術はほかでも学べるかもしれませんが、先生の経験に即した感覚というのはここでしか学べないので、貴重な体験です。
関連情報
飯田OIDE長姫高校
住所:〒395-0804 長野県飯田市鼎名古熊2535-2
TEL :0265-22-7117
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畳制作
企業の事例
若手を集め、畳製作の基本を学ぶ
畳製作の現場でも機械設備の導入が進み、手作業による製作は減ってきています。また、畳に使われる材料の変化にともない、畳の作り方も変わってきています。長野県畳商工組合が若い職人を対象に、手作業による基本的な畳の製造工程を学ぶ講習を実施しました。
-実技指導概要-
日程/5日(合計15時間)
要請団体/長野県畳商工組合
内容/畳製作
指導者/飯田和善ものづくりマイスター
講習の模様
全5回の講習で1枚の畳を製作するための基本工程を学びます。現代では畳を手仕事だけで製作することはほとんどありません。講習を通じて、製作技術を再確認し、さらなる技術向上を目指します。また、ものづくりマイスターからの一方的な講習ではなく、若手の職人が切磋琢磨し、お互いの仕事のやり方や技術を教えあう情報交換の場にもなっていました。
マイスターから一言
私自身、こうして教える機会があることで、基本を学びなおしています。今でも満足できる仕事は中々できません。技術や知識を確認し「もっと良くなるんじゃないか」「もっと面白く仕事ができるんじゃないか」と考えて仕事をしています。畳の需要が減り厳しいこともあるが、お金だけでなく、技術を体得しスキルアップすることを楽しめるようになってほしいですね。
仕事が忙しい中でも、学ぶ意欲をもって講習会に集まってくれることが何よりもうれしいです。
飯田和喜ものづくりマイスター
要請団体様より
受講生
普段の仕事では1から畳を縫うことはありませんが、畳屋として必須の技術です。こうした講習がなければ、技術を磨く機会もないので役に立っています。みんなで集まって作業するのは楽しいですし、今後も参加したいと思います。
関連情報
-要請団体-
長野県畳商工組合
住所:長野市中御所131-10
TEL.026-227-5007
長野県畳商工組合(長野県畳商工組合 畳店 たたみ)ウェブサイト
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電気機器組立て
企業の事例
基礎からきちんと学べる場をつくりたい
精密部品・システム製品の開発を手がける広田製作所様は、時代とともに変化するお客様のニーズに応えてきました。今後さらに多様化していくであろうニーズに対応するために、基礎からしっかり学べる機会をつくり、社員の技術をベースからしっかり磨いていきたいとの要請があり、清水忠男マイスターが企業を訪れ、全8回の講習を開きました。
-実技指導概要-
日程/8日(合計24時間)
要請団体/株式会社広田製作所
内容/電気機器組立て(配電盤・制御盤)
指導者/清水忠男ものづくりマイスター
講習の模様
配電盤・制御盤は産業機械を動かすための基本的な動力回路です。全8回の講座の前半では、配電盤・制御盤製作に必要な基礎知識を座学で学び、後半は実際に組立て作業を行います。現場の作業や独学だけでは学ぶことが難しい、(一社)日本電機工業会の規格に基づいた知識と技術を基礎からしっかりと指導します。
マイスターから一言
配電盤・制御盤の組立は、決められた規格で製作できるかどうかに尽きます。それらは基本的な知識や技能ですが、知らない技術者もいますし、教えられる人も少ないのが現状です。基本技能が高ければ技術レベルを認めてもらえ、信頼も高まります。手を動かし、経験を積み、自分の技能として習得して欲しいです。
清水忠男ものづくりマイスター
要請団体様より
受け入れ担当者
これまで定期的な研修を社内で講習会をすることはありませんでしたが、きちんと時間をつくって社員全体のスキルを上げたいと思い、ものづくりマイスター制度を利用しました。業務の幅を広げていくうえで、必要とする技術に応じて講座を設定できることもメリットに感じています。将来的には技能検定を受験できるところまで技術を高められたらと思っています。
受講生
日々の仕事だけだと、その仕事に必要な知識をばかりを学んでしまいます。特に社会人になってからは、本当の基本を学ぶ機会は少なくなっています。だからこそ、すべての礎となるような基礎知識と技能を学べる講習は貴重な機会でうれしく思っています。
関連情報
-企業情報-
株式会社広田製作所
住所:〒382-0005 長野県須坂市大字小河原3954-13
TEL:026-248-0800(代)
広田製作所ウェブサイト
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建築板金
団体の事例
意欲ある若い職人のスキルアップを応援
長野県板金工業組合長野支部の青年部は、若手職人同士で技術向上ができる講習会を自主的に毎年開催しています。全6回の講座を通してマイスターから実技指導を受けられることや、費用補助もあることからマイスター派遣制度を利用しました。講習は、意欲のある若手を応援したいという思いから、組合副理事長でもある渡邊美一マイスターが行いました。
-実技指導概要-
日程/6日(合計18時間)
要請団体/長野県板金工業組合長野支部青年部
内容/建築板金
指導者/渡邊美一ものづくりマイスター
講習の模様
板金加工の現場では機械作業が多くなり、手作業による加工を学ぶ機会が減ってきています。それでも、細かい部分は手による加工が必要不可欠です。全6回の講座では板金加工の基本となる「折り曲げ」「はぜ組み」「はんだ付け」「包み」などの技法を使い、塵取りやバケツ、鶴、兜を作成し、加工技術を磨きます。
マイスターから一言
板金加工の職人はだんだんと少なくなっています。手仕事も減っているなかで、自主的に技術を高めようと頑張る若い職人のために何とか力になりたいと思っています。技術を覚えれば、さらにものづくりが面白くなり、仕事の魅力も感じることができます。また、マイスターの派遣要請は小学校からもあります。マイスター派遣制度が子供たちにものづくりの面白さ、板金の世界を知ってもらえるきっかけになればうれしいです。
渡邊美一ものづくりマイスター
要請団体様より
受け入れ担当者
これまでも青年部は毎年講習会を開いてきました。みんなの能力を、みんなで高めていくことが青年部の役割だと思っています。技術の習得だけでなく、マイスター派遣費用は技能振興センターに負担してもらえるので、私たちにとってプラスが大きいです。今後も定期的にマイスター派遣制度を利用していきたいと考えています。
受講生
実際の作業現場では手仕事を使う場面は少ないですが、こうして講座を受講することで技術も上達しています。回を重ねるごとに制作物も良くなっていますので、これからもぜひ参加していきたいです。
関連情報
要請団体
長野県板金工業組合長野支部青年部
住所:長野市安茂里本上河原8102
TEL:026-227-7187
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造園
団体の事例
県内全体の技術力アップを目指して
国内最大規模の造園業者団体「日本造園組合連合会」の長野県支部は、長野県の造園業界全体にレベルアップしてほしいとの思いから、マイスター派遣制度を活用することにしました。全10回の講習には、長野県支部に所属する5社から13名が参加しました。
-実技指導概要-
日程/10日(合計30時間)
要請団体/日本造園組合連合会長野県支部
内容/造園(石材加工、石積み、植栽工事など)
指導者/牛山和重ものづくりマイスター
講習の模様
庭づくりの技能である造園に求められる、石材加工、敷石 の施工、石積み、板塀などの木工、植栽といった広範な技能を全10回の講習で身につけます。同じ木や石といっても形状も質感もそれぞれです。それらを美しく配置する造園には、正解の方法というものはありません。そのような業界だから、熟練のマイスターの指導はとても貴重な体験です。
マイスターから一言
造園の技術には専門書で学べるものもありますが、その大半は、人と人とが顔を合わせた環境でしか伝えられないのではないでしょうか。そのような指導はこれまではそれぞれの会社の中でしか行われてきませんでしたが、このマイスター派遣事業によって、会社の垣根を超えてできるようになったのはとても有意義なことですね。いろいろな会社から受講生が集まっているので、これまで教わってきたやり方にも違いがあります。ですので、本当に基本的なことからしっかりと教えるようにしています。
牛山和重ものづくりマイスター
要請団体様より
受け入れ担当者
造園業界には個人事業主が多いので、日本造園組合という形で団結しているんです。造園組合では、長野県内の造園の技術者育成を一丸となって支援するために、ものづくりマイスター派遣事業 を活用しています。
受講生
実際に現場に出ていると、自分の知識だけでは乗り切れない事態に直面するものです。実地で役立つ、秘伝といってもいいような技術をマイスターが惜しみなく教えてくださるのは、とてもありがたいことですね。
関連情報
要請団体
一般社団法人日本造園組合連合会長野県支部
住所:〒386-0027上田市常磐城4-4-23YJMビル202
TEL:0268-28-5077
ものづくりマイスター紹介
牛山和重
事業所名:牛山造園
住所:〒399-0711塩尻市片丘6555-3
TEL:0263-53-0213
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機械加工
企業の事例
NC旋盤を使える社員を養成したい
普段は汎用旋盤を操作している若手社員にNC旋盤が扱えるようになってもらい、業務の幅を広げたいというサンタ軽金属工業様(上田市)からの要請を受け、佐久技術専門校の講師でもある堀内真紀子マイスターが企業の工場を訪れ、全6回のレクチャーを行いました。
-実技指導概要-
日程/6日(合計18時間)
要請企業/サンタ軽金属工業
内容/機械加工(NC旋盤作業指導)
指導者/堀内真紀子ものづくりマイスター
講習の模様
汎用旋盤には慣れているもののNC旋盤は初心者の若手社員8名を対象とした初歩的な講座です。要請企業の工場で実際に業務に使われているNC旋盤機を用いて、座学から具体的な操作法までを、マイスターによる実演などを含めた6回の講習で身につけます。
マイスターから一言
今回は仕事で使える技術の習得が目的なので、現場でのやり方を尊重した教え方を心がけました。その会社のやり方をあらかじめ聞き、それにあわせて教えています。例えばプログラミングにしても、私のルールではなく、会社で実際に使われているルールに沿って教えています。
堀内真紀子ものづくりマイスター
要請団体様より
受け入れ担当者
受講生
とても丁寧にわかりやすく教えていただいているので、とてもためになります。やはり仕事の中ではこういう形で教えてもらうということはありませんから、このような講習があるとうれしいです。
関連情報
サンタ軽金属工業株式会社
住所:〒386-0027 長野県上田市常磐城2381-32
TEL:0268-23-2311(代)
サンタ軽金属工業ウェブサイト
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機械加工
企業の事例
技能五輪を目指してマイスターと猛特訓
技能五輪で自社の技術力をアピールしたい。そんな思いから初めて技能五輪へエントリーするという上松電子様(木曽郡上松町)。技能五輪の旋盤競技で県内最高成績を保持する有賀武彦マイスターが、技能五輪を目指す若手社員を対象に、全20回の講習を行いました。
-実技指導概要-
日程/20日(合計60時間)
要請企業/上松電子
内容/機械加工(普通旋盤作業指導)
指導者/有賀武彦ものづくりマイスター
講習の模様
会社として初めてとなる技能五輪に向けて、出場予定の若手社員をものづくりマイスターがおよそ8か月、全20回にわたり指導します。旋盤競技への出場となりますが、受講生は全員、普段の業務では旋盤を使っていません。工場の一画に用意された技能五輪トレーニング用のスペースで、技能五輪を目指し技能を磨きます。
マイスターから一言
技能五輪でトップクラスの成績を残すレベルですと、その技術は極秘となり社外に出ることはないものです。私もそうでしたが、技術は継承され、受け継がれていくことが大切なのだと思うようになり、ものづくりマイスターとして活動しています。詳細なマニュアルなどを準備して、
若い人に伝わりやすい講習を心がけています。
有賀武彦ものづくりマイスター
要請団体様より
受け入れ担当者
若い社員が自らの技術を研鑽する目標として、技能五輪に初めて参加します。トレーニング用のスペースを確保したほか、できるだけ業務の調整も行い、出場する社員が技術の習得に打ち込める環境づくりにつとめています。
受講生
若い社員が自らの技術を研鑽する目標として、技能五輪に初めて参加します。トレーニング用のスペースを確保したほか、できるだけ業務の調整も行い、出場する社員が技術の習得に打ち込める環境づくりにつとめています。
関連情報
上松電子株式会社(桟工場)
住所:〒399-5601 長野県木曽郡上松町1350-2
TEL:0264-52-5700
上松電子株式会社ウェブサイト
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表装
企業の事例
トップクラスの表装の技術を体験
創業130年以上という老舗の畳店であるマルイ産業様(茅野市)は、畳だけでなくふすまや障子なども手がけており、社員の技術再向上のために表装のトップクラスの技術を学びたいとの要請でした。インストラクター歴30年以上の三上和徳マイスターが、上級者向けの講習を行いました。
-実技指導概要-
日程/20日(合計60時間)
要請企業/マルイ産業
内容/表装(表具作業指導)
指導者/三上和徳ものづくりマイスター
講習の模様
全20回の講習で、ふすま、屏風、4面の屏風などを実際に制作します。今回は両面どちらにも開ける「からくり屏風」を題材に、屏風の原理と制作法をわかりやすく解説。やりがちな失敗やクレーム対策などを視野に入れたノウハウや、長い経験に培われた実戦的な技法などをレクチャーしました。
マイスターから一言
表装は後継者不足に直面している職種です。私は30歳のときから、職人グループの若手会のリーダーとして全国各地で施工技術のインストラクターを務めてきました。後継者を育てていくには、私たちが、技術を伝え、ものづくりの楽しさを伝えていかなければと思っています。
三上和徳ものづくりマイスター
要請団体様より
受け入れ担当者
弊社ではふすま部門の強化を目指していますが、表装の高度な技術を教えていただける機会はなかなかないものです。三上和徳ものづくりマイスターは、私たちの状況にあわせたカリキュラムを考えていただけるので社員の上達も早いです。
受講生
仕事をしながら身についた技術や知識のなかには、間違ったものも多かったのだと気づかされました。普段はしっかりと順序だって教えてもらう機会なんてないので、とても助かっています。
関連情報
有限会社マルイ産業
住所:〒391-0011 長野県茅野市玉川7468
TEL:0266-79-3257
有限会社マルイ産業ウェブサイト
4
造園
団体の事例
「臥龍垣作成講習会」
親柱のない垣根の作り方の技術習得に加え、龍の背がうねっているかのように上下、左右(前後)に変化させてうねりを強調させる技術を学ぶ。
-実技指導概要-
日程/2日(合計6時間)
場所/佐久市民交流広場
受講者/民間企業55名、高校3年生1名
内容/作り方の説明(座学)、垣根の骨組み(下地づくり)、組子設置、玉緑の製作、玉緑の設置から完成まで
指導者/ものづくりマイスター3名、補助者5名
受講者の声
- 実際に作ってみると内側の構造がわかり、どのように作るのか覚えられてよかった。
- 高いレベルの技術について指導を受けることができ、成果も残せて達成感があった。
3
仕上げ
企業の事例
「仕上げ基礎訓練講習会」
やすり掛けの基本から応用までを習得し、若手社員の技術向上と作業能力の向上を図る。
-実技指導概要-
日程/10日(合計30時間)
場所/要請企業の工場内
受講者/3名
内容/機械図面の読み方、機械要素、計量機の取扱、やすりの種類と用途大掛け・ロット作成(直角・寸法出し)、大掛け課題製作(台・蓋作成・組立調整)2作目作成、きさげ作業
指導者/ものづくりマイスター1名
企業担当者の声
- キャリアのあるマイスターのものづくりに対する姿勢や考え方に触れ、受講者が一回り頼もしくなり、与えられた仕事をこなすだけでなく、上のランクに飛躍するきっかけとなった。
2
機械検査
学校の事例
「機械検査・測定入門講座」
測定技術の重要性を理解し、基本的な測定技術をしっかり身につける。
-実技指導概要-
日程/5日(合計15時間)
場所/要請高校の実習室
受講者/7名
内容/測定器の種類、用途、仕組み(座学)、ノギス、マイクロメーター原理と 測定法、ブロックゲージの取り扱い、測定器の誤差測定、シリンダーゲージによる内径測定、ねじの理論、三針法による測定
指導者/ものづくりマイスター1名
受講者の声
- ものづくりマイスターとは、これほど正確で早い仕事をするのかと驚きました。説明もわかりやすく、学校の先生と観点も異なるので、非常に勉強になりました。
1
機械加工
企業の事例
「普通旋盤作業の基礎からの応用講座」
測定技術の重要性を理解し、基本的な測定技術をしっかり身につける。
-実技指導概要-
日程/20日(合計60時間)
場所/要請企業の工場内
受講者/6名
内容/機械操作の基本、バイトの取付、芯出、四爪チャック、鋼材の端面、外形、段付加工、内径仕上げ溝入れ、ねじ切り、面取り、機械製図指導者/ものづくりマイスター1名
企業担当者の声
- ものづくりマイスターの非常に熱心なご指導により、受講者は2級合格レベルの技能を身につけることができた。今後の当社のものづくり技能のさらなる向上へと繋がる講座であった。今後もものづくりマイスター制度を活用したい。