通勤・通学の手段として、普段、わたしたちが当たり前のように使っている電車ですが、安全な運行のためには車両整備が欠かせません。
ひとことで車両整備と言えど、ブレーキ装置や放送装置の他、消耗部品などを点検する「列車検査」、月検査・重要部検査・全般検査を行う「定期検査」、車両を改造した際、また事故や故障を起こしてしまった車両や新車に行う「臨時検査」など、その種類はさまざま。1両1両違う車両のコンディションを見極める正確な目と技術が必要になります。
ひとことで車両整備と言えど、ブレーキ装置や放送装置の他、消耗部品などを点検する「列車検査」、月検査・重要部検査・全般検査を行う「定期検査」、車両を改造した際、また事故や故障を起こしてしまった車両や新車に行う「臨時検査」など、その種類はさまざま。1両1両違う車両のコンディションを見極める正確な目と技術が必要になります。
定期検査はこんなことが行われています
すべての車両で、90日以内の「月検査」が行われます。5人1組になり、5つのパート(統括班長1人、上回り1人、下回り左右1人ずつ、モーター・制御機器1人)に分かれ、目で見て、触って、異常がないかを点検します。整備ミスや小さな見落としが大事故につながりかねないため、つねに細心の注意を払って丁寧な検査を心がけることが求められます。作業は朝早くから始まり、1日かけてしっかりと点検を行います。
日々の列車検査も行っています
90日以内の月検査のほかに、全ての車両で72時間(3日)以内の「列車検査」が行われています。2人でペアになり、消耗品や摩耗部品、外観を確認し、電車が本線を走れる状態にあるかを確かめます。