ディレクター
徳武初男さん
フレックスジャパン
- どうやったらこの仕事に就けるの?
- 縫製技術には「布はく縫製技能検定」などの検定がありますが、縫製工になるためには、特別な試験や資格は必要ありません。縫製専門の工場やアパレル・メーカーに就職して、現場でミシンの使い方、縫い方を覚えていきます。半年ほどで、ある程度、1人でミシンが扱えるようになります。
ただし、デザイナーやパタンナーなどの企画の仕事に付く場合は、服飾の専門学校で勉強して、技能を身につけてアパレル・メーカーなどに入るのが一般的です。
- どんな人が向いている?
- 熟練した技が必要なこの仕事は、年齢に関係なく一生続けることができるもので、ものづくりが好きな人は向いています。また、よりよいものを作るためには根気強く1つのことに集中する力が大切なので、コツコツと努力を重ねることができる人にも向いています。なお、ファッションが好きな人は企画の仕事が向いています。
- この仕事のやりがいは?
- 何工程も一人で担当するので覚えることが多く、男性シャツは1mm違えば品が違ってくるほど繊細なので大変な面もありますが、一度技術を身につけると、いつまでも現場で活躍することができます。また、縫製工は海外工場に行って、管理者として教えることもできます。
- シャツの魅力は?
- 最近は凝ったバイピングや二重衿のものなど、シャツの種類が増え、着合わせが楽しくなりました。スーツやネクタイとのバランスを考え、色が柄で個性を表現できるのがシャツの魅力です。シャツ一枚でもおしゃれに決まりますし、ネクタイやピンズなどの小物で遊ぶこともできます。